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TUBE-TECH LCA 2Bを紹介します

スタジオの隠れ機材 TUBE-TECH LCA 2Bをご紹介します。

こちらはマスタリング用2chコンプレッサーです。
真空管特有の暖かみと、ハイファイで良い具合に締まった心地良いサウンドを演出します。

普段はManley Stereo Variable Mu Limiter Compressor(コンプレッサー)→MASELEC MEA-2(イコライザー)→Pendulum Audio OCL-2(コンプレッサー)→DAWのマキシマイザー等の流れで音を作り込んでいます。

隠れ機材ということもあり、たまに尖ったデジタルサウンドが主体の曲の時などに出して使用したりします。

Manley Stereo Variable Mu Limiter Compressorは世界のマスタリングスタジオの定番機器で、暖かみのあるいわゆる高級感を演出してくれます。
真空管の特性で中域が若干膨らむのでイコライザーで高域をブーストして調整するのですが、TUBE-TECH LCA 2Bは真空管にしてはハイファイサウンドでもあるのでイコライジングも上記とは異なる設定で調整していきます。

両機器とも独特なサウンドですので聴き比べ用に3種類をご用意しましたので実際に聞き比べてみて下さい。

■マスタリング前の音源


■Manley Stereo Variable Mu Limiter Compressor を通した音


■TUBE-TECH LCA 2Bを通した音

※使用楽曲は下田先生が昨年プロデュースした秋本奈緒美さんのアルバム「ラブレター〜あなたへ〜」の中から「そこに花が咲いていた」作詞:松井五郎 作編曲:下田義浩 

違いがわかりましたでしょうか?
マスタリング前の音源と比べると両者とも音に立体感が加わり、共に違う独特な雰囲気が感じとれたかと思います。

近年は優秀なマスタリング用のプラグインも沢山出回ってますが、やはりアナログのマスタリング機器を通した立体感と奥行きのある音質はプラグインではたどり着けない領域のように感じます。

スタジオ環境ですとこの違いが更に明確に体感できます。

マスタリングのご依頼も随時受け付けておりますので、ご興味のある方はStarRadioMusicSchoolまでご気軽にお問い合わせ下さい。

今後もスタジオの様々な隠れ機材もこちらのブログで紹介していこうと思います。